i-compass家づくりの羅針盤という
統計学・心理学・ラダリング法で
顧客分析できる
システムを使って、
地域工務店の営業を支援している
コンサルタントの福浦です。
日常のデザインと非日常のデザイン
〜住宅営業が語るべき「心に届くデザインの違い」〜
お客様との打合せで
「デザイン性の高い家がいい」と
言われたことはありませんか?
ただ「かっこいいデザインですね」で
終わってしまうと、
営業マンとしては
他社との差別化になりません。
そこで役立つのが
造形心理学 や
ゲシュタルトの法則 を
背景にした「デザインの語り方」です。
1. 日常のデザインと非日常のデザインの違い
住宅のデザインには
大きく分けて「日常」と「非日常」の
2つの視点があります。
日常のデザイン
生活動線や収納計画など、
日々の暮らしを快適にする工夫。
たとえば「朝の身支度がスムーズになる洗面動線」や
「キッチンから子どもを見守れる配置」。
お客様が「毎日触れる部分」であり、
安心感や使いやすさにつながります。
非日常のデザイン
吹き抜けや大きな窓、
外観のシルエットなど、
感情を揺さぶる要素。
「友人を招いたときに褒められる」
「休日にホテルライクな気分を味わえる」と
いった特別感を提供します。
営業マンが語るべきは、
この2つのデザインが
「どう両立しているか」です。
「毎日の暮らしを整えつつ、人生の記憶に残るシーンをつくる」──
これがお客様の心に響きます。
2. 造形心理学とゲシュタルトの法則から見る住宅デザイン
造形心理学では、
人は「形のまとまり」を
無意識に感じ取り、
意味づけを行うとされています。
ゲシュタルトの法則もその延長で
例えば:
近接の法則:近くにあるものは「一つのまとまり」と認識される。
リビングとダイニングを視覚的に近づけることで、家族の一体感を演出できる。
類同の法則:似た色や形は「同じグループ」と感じる。
内装の素材や色調を揃えると、落ち着いた統一感を生み出せる。
図と地の法則:人は背景よりも前面の形に注意を向ける。
窓の配置や照明のあて方で、視線の集まる「主役空間」をつくれる。
これらを根拠として説明すると、
お客様は「デザインが感覚的に心地よい理由」を納得できます。
3. 営業マンが顧客に伝えるべきポイント
営業マンの役割は
「設計図の説明」ではなく
「暮らし方のイメージ」を言語化することです。
例えば:
「この大きな窓は、
休日の朝に光をたっぷり浴びながらコーヒーを
楽しむシーンをイメージしています。
非日常の体験を、
日常の一部に取り込むためのデザインです。」
あるいは、
「キッチンとダイニングを近づけて配置したのは、
ゲシュタルト心理学でいう“近接の法則”に基づいています。
自然と家族が集まり、会話が生まれる空間になるんです。」
このように「心理学的な裏付け × 暮らしのシーン」を
組み合わせて語ることで、提案に説得力と共感が加わります。
まとめ
日常のデザイン=毎日の暮らしを快適にする工夫
非日常のデザイン=特別感や感情を揺さぶる要素
ゲシュタルトの法則=人が心地よさを感じる形の法則
営業マンの役割=デザインを「感覚」から「意味ある体験」へ翻訳すること
お客様にとって住宅は「生活の器」であると同時に、
「人生を彩る舞台」でもあります。
だからこそ営業マンは、単なる仕様や性能ではなく
「心理学とデザインの両面から暮らしを語る」ことが必要なのです。
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